2007年5月アーカイブ

Japanese Top Athletes東京ストリート陸上を見に行ってきました。

(新じゃない方の)丸ビルの西側の通りに 50 メートルのトラックを作ってそこを、朝原と菅野の 50M走!有木の棒高!そして…為末の 50Mハードル!

自分も元陸上部員でしたから、そこらの人よりは陸上競技は見慣れているつもりだったけど、生で競技を見るのは弟のインハイ以来 10 年近くになるので、なんか忘れていた記憶と感覚が呼び戻された感覚でした。

僕が学生の頃は日本陸上界のパイオニア的存在の高野進がトラック競技初のファイナリストになった頃で、後はマラソンで浅利純子とか有森裕子が一流だったかな。彼らは引退後は指導側にたったりプロに転向したりしてましたが、選手自身と競技の関係にとどまっていたと思うのです。それが、今は日本陸上界のレベルも上がってきて、こうやって組織的に陸上を一般の我々の方にも向いてくれるようになったのかなと思います。競技場以外でアピールするって事です。それは自信や余裕というよりはよりは選手達の考え方が変わったというなのかもしれませんが、特定のコーチをつけずに様々な人のアドバイスを受け入れて一人で競技を続ける為末ならではの考えが周りの選手の共感を得たって事なのかもと思いました。

その他の写真はこちらへどうぞ

The Programming Language CYahoo!がPHPエンジニアを雇う時に聞く質問」という非常に興味深いエントリを見つけました。

僕は、ちょっと難しい、と思ってしまったのは、ここだけの話にしておいて。PHP や Perl などの LL が主流になってきている、このご時世に

「文字列(バイト列)の順序を反転する関数 reverse を実装しなさい」

という質問はどうだろう。

言語は C がベストだけど他のでも良し。K&R に載っていそうな問題(手元にないので確認できない)ですが、インタビューの質問には向いていそうな気がします。 I/F をどうするか、エラー処理はできているか、メモリの使い方に無駄はないか?などなど見所はあると思います。

リンク先の質問のように特定の言語に対する知識を問う質問ではないので、ちょっと質問のジャンルが異なりますが、String#reverse や Array#reverse が組み込み関数として実装されている言語に慣れている人にとっては、問題の本質をとらえる力と考え方を問われる、そこそこ骨の折れる質問になるのではないかと思います。

ディアスポラ

| | トラックバック(0) http://tsuyuguchi.com/masaaki/mt/archives/2007/05/21-2253.php のはてなブックマーク件数

ディアスポラ

いまグレッグ・イーガンのディアスポラを読んでいます。やっと主人公とおぼしき人が生まれたところで、この先のストーリーなど全く読めるわけもなく、起承転結の起がようやく始まったかというあたりですが、どうやら概念的で哲学的な文章が延々と続く SF のようです。多少の差こそあれ SF というジャンルそのものが、そういう文章からなる小説であることは間違いないですが、さすがにこれはつらい。

ただつらいながらも、その文章のイメージを構築していく作業はとても楽しかったりします。幼い子どもが読めない漢字に適当に音を充てるがごとくに、イーガンの表現を頭の中に展開していく作業です。自分の中だけでのイメージ。

P1000352

土曜日にニュースでこのイベントを見て、明日は是非行くべしと、妻と行ってきた。

整理券をもらって荷物検査を通った後、入場までの時間を待っていた待合い場所にいた人々は、やや年齢層は高めながらも恋人同士や老夫婦、親子連れなどまだに老若男女。イデオロギーなんて言葉は到底連想できないような、やや場違い的なその浮き足立った周囲の雰囲気がちょっとおかしかった。

総選挙後のと国会開会時に天皇陛下を迎えるときしか開かない中央玄関から入って、向かって右側の参議院を見学。閣議室、第一委員会室、参議院議会のようなテレビや教科書で見たことのある場所に始まり、各党の控え室?や各委員会室、陛下の御休所など珍しいところも見学することができた。

建物自体はその外見の雄大さとは異なり、その内部は飴色になった大理石や赤黒いブロンズの細工、フォントなどそのすべてに積み重ねられた歴史の重みを感じさせるものであった。建築物としての荘厳さに感心しながらも、その合間にふと今もなお現在進行形で積み重ねられている現実を感じるというなんだか不思議な空間だった。

いつしか CUOCA で買ったわらび餅粉がキッチンカウンターの引き出しから出てきたので、わらび餅を作ってみた。作り方はいたって簡単。粉と砂糖を水で溶いて、とろみがつくまで弱火にかけて混ぜるだけ。写真はバットに広げて冷やす前の大きなわらび餅。冷やした後は手でちぎって、食べました。写真じゃあまり美味しそうには見えませんが、おいしかったです。

で、実はこのわらび餅、砂糖がわらび餅粉の倍入っているんです。お菓子に使う砂糖は別に甘さのためだけに使うんじゃないことぐらいは普段料理をしない僕だって理解しています。だから、この倍の量というのは僕が特別甘いのを作るためにそれだけの砂糖を入れたのではなくて、パッケージに印刷されているレシピが示す分量です。

食べると感触はわらび餅なのですが、味そのものはまごうことなく砂糖の味。わらび餅ではなくて、ケーキのように材料が砂糖以外にも小麦とか卵や牛乳といったものがあったり、手順も複雑なものを作っていたらおそらくは感じなかったことだと思いますが、今日のわらび餅をたべてハッキリと理解しました。お菓子づくりは砂糖に気を遣うべし。

しあわせの理由

「しあわせの理由」を読んだ。この本には何編かの小説が収録されているだが、僕はまずはこのタイトルの小説をまず読んだ。残りはいったん別の『ディアスポラ』を読んだ後で読む。
読んだ理由は亡くなった n# が入院直後にブログで次のように書いていたから。

InTheSpiral: hospitalized - on my own will!

詳しいことは後で個別に話しますが、えー、今痛いんだけど後が興味深そうです。グレッグ・イーガンの『幸せの理由』とか『ディアスポラ』が関係あります。

「しあわせの理由」の筋を簡単に説明すると、脳に腫瘍をもった主人公は、腫瘍が分泌する成分が原因で子どもの時は常にしあわせを感じていたし、自分がしあわせである理由も理解していたのだけど、成長したある時、腫瘍を摘出したのが原因でしあわせを感じられなくなってしまい…という話。

この話でポイントなのは「選択」。主人公は数々の選択をこなしていくことで自己を作り上げていこうとするのだけど、選択には 2 種類会って、選択のパラメータを完全に制御できるものと、できないもの、この 2 つがポイントとなって話の後半が展開していく。

この話を読み始めた当初はあまりにもエピソードが n# の状況と似ているために、読むのがつらかったが、話の後半で主人公の意識が変わり始めてからは、SF 形式で哲学的な内容の話ために使う脳の領域があっちに行ったりこっちに来たりしながらも、n# のことを想いつつ落ち着いて読むことができた。 n# は自分の選択には誇りを持っている人だったような気がする。明確な根拠ととともに選択肢とリスクについては挙げてくれるが、相手に選択を強要しない人だった。だからこそひとつ前のエントリでも述べたようにその会話には経験にもとづいた重みと、安心できる何かをを感じた。そんな選択の連続が人生だとするならば、選択できない状態とは彼にとって何だったのか。一方でそのことに思いを巡らせると形容しがたい感情が込み上げてくる。

n# が自信のブログにこの本を紹介したときの想いを考えるにあたって、もう一つヒントになると思われるのが、ちょうど入院した頃に僕と「蒼天航路で曹操が頭痛がなくなって『なんとなー』と感動するシーンがあるんだけど、たぶん僕もそうなるんじゃないかな」と話(もちろんメッセ)をしたというエピソード。ブログでもその会話の中でも、詳しいことはまたそのうちね、と言ってたから ― 僕もそのときは気楽に考えていたものだから、それ以上話を続けることはなかったのだけど… ― すべてが終わった後でこれまでの n# の実体験と小説の内容を重ねながら興味深い彼なりの意見をいつもの調子で聞かせてくれるつもりだったのではないかなと勝手に思ったりしている。

その話を聞くことができないのが残念でたまらない。

n# のこと

| | トラックバック(0) http://tsuyuguchi.com/masaaki/mt/archives/2007/05/14-2311.php のはてなブックマーク件数

5 月 4 日に友人の n# が亡くなった。n# とは挨拶がいつも「久しぶり」ぐらいの頻度でしか会わなかったが、本当にかけがえのない友人だった。訃報を聞いたときはものすごく動揺したのだが、彼の周りの人たちの文章や写真を観てようやく気持ちが落ち着いてきた感じだ。

お互いの仕事のポジション(僕のはポジションといえるほど大層なものではないが)が近いから会えばいろいろとお互いの話をした。いつもは夫婦 4 人で会っていたが、何度か 2 人で話をしたことがあって、その中の 1 回は仕事に対するスタンスで悩んでいるときの本当に親身になって話を聞いてくれたし、厳しい事も言われた。「やりたいことをやるのが一番良いよ」ではなくて全力で「それではだめだ」と言ってくれた。僕がその冷静な言葉を受け止めることができたのも、彼の人柄だったんじゃないかと思う。

そういう意味ではいい先輩としても接してくれたことに本当に感謝している。彼がいなかったら、今の僕は確実にいない。

後もうひとつ。彼と僕の接点を語る上で欠かせないのが SF というキーワード。このエントリに書いた友人というのは実は n# のことで、tv/book のカテゴリを観ても分かるように僕が読む本に SF が多いのは紛れもない彼の影響。出張中に買った Ender's Game はまだ途中なのに、そんな中、今日「しあわせの理由」と「ディアスポラ」を買ってきた。しばらくは n# の存在を感じながら本を読む日々が続きそうだ。

最近の画像

Zero History - ギブスンの新作が 9 月に発売 -
虐殺器官
ドミニオンのランダマイザアプリ、dominion minion が日本語対応!
ハイペリオンの没落 ~ 完結...でもまだ続く~
ハイペリオンの没落 ~ 完結...でもまだ続く~
ハイペリオン - 長大な叙事詩 SF のスタート -
ハイペリオン - 長大な叙事詩 SF のスタート -
「都市と星」 - 10億年と言われてもよく分からない -
「星を継ぐもの」 - 良い Sci-Fi -
トールサイズのニューロマンサーを買った
虎よ、虎よ! - 主人公フォイルの執念の物語 -

私の本棚

 

自転車走行距離

自転車走行距離

Flickr Photos

FlickrPhotos

なかのひと

Y!ログール

このサイトについて

2011年10月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

アーカイブ

My Update

  • Loading...

その他

あわせて読みたいブログパーツ