ダン・シモンズの長編叙事詩 SF です。長編といっても本作のあとにまだ「ハイペリオンの没落」「エンディミオン」「エンディミオンの覚醒」と続いてそれぞれが上下巻に分かれいるうちの2冊分ということです。
大長編ということでこれまで避けてきましたが、とうとう読み始めてしまいました。評判通り相当のおもしろさです。とはいっても 全 4 作 8 巻のうちの 1 作 2 冊を読み終えたところであって、全体的にはまだ起承転結の「起」ですから、登場人物と舞台がそろったところで終わります。
表紙の印象からややスペースオペラっぽい感じを受けていてこれまで敬遠してきましたし、実際読んでみてその嫌いがあることは否定しませんが、その話の長さも相まって 1 年前ならそもそも読むこと自体を躊躇した作品であることには間違いありません。私にとっては今になって読む準備と覚悟が整ったという感じでしょうか。この物語でしばらくは楽しめそうです。
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